「商業登記電子証明書」は会社の代表個人のマイナンバーカードを使うとすべてオンラインで取得できるとのことで、やってみました経過の備忘録です。次回、27ヶ月後に思い出せるように。
【作業順】
基本的には商業登記のサイトに載っている手順書の通りに実施すればOKだけれど、ちょっと不親切なところがあったので、自分用のメモが次。
- 商業登記電子認証ソフトをインストールし、申請用データを作成した。
- 作成するファイル
- SHINSEI
- 鍵ペア
- 発行申請書・委任状ファイル(紙申請用なので使わない)
- 申請用総合ソフトをインストールし、申請書を作成した。
- まずは送信前の準備で、電子署名の手前まで作業を進める。
- 電子署名をして申請
- マイナンバーカードをICカードリーダーに挿した状態で、申請用総合ソフトの「ツール」->「ICカード切替」で使用するICカードライブラリを登録する。
- その前にマイナンバーカードを公的個人認証として使えるようにしておくことが必要(後述)
- 申請書を右クリックし、署名付与
- マイナンバーの署名用パスワードを入力。
- これで申請ができるので、申請する。
- しばらく経つと受理と費用納付の連絡が来るので、費用を納付する。
- 「納付」を押すと、ペイジー納付のウェブサイトに飛ぶので、インターネットバンキング等を使って納付する。
- ブラウザが開き、そのままインターネットバンキングのページに飛ぶのだけれど、もし別のブラウザや別のマシンを使って納付したいときはどうすればいいんだろう?
- またしばらく経つと、申請用総合ソフトでステータスが「納付済み」、「手続終了」に変化する。手続き終了になったら、「お知らせ」欄に出力されるシリアル番号を控えておく。
- 商業登記電子認証ソフトにて、「電子証明書の取得」を実行
- 申請用総合ソフトで控えたシリアル番号と、2で作成した鍵ペアファイルを使い、また、電子証明書パスワードを設定して、商業登記電子証明書をダウンロードする。
以上。
これで、自分が代表を務める会社の商業登記電子証明書を、自分のマイナンバーカードを使って、すべてオンラインで取得することができました。
【公的個人認証ソフトについて】
JPKIのサイトからJPKI公的個人認証の利用者クライアントソフトをダウンロード、インストールしておく必要があります。なお、ツール群の中にはjavaのインストールを要求するようなものがあるのですが、今回は不要です。(javaとか絶対インストールしたくない・・・。)
また、ICカードリーダーを接続しておきます。
ところで、たいていのICカードリーダーは、パソコンに接続すると自動的に汎用ドライバがインストールされて使えるようになるのですけれど、自分の環境ではこのドライバはNGでした。ちゃんとメーカーのサイトから専用ドライバをダウンロードし、インストールしておかないと、JPKI利用者ソフトが無言で落ちます。例えばパスワードを入力してマイナンバーカード情報を読み取ろうとした時など。メーカーから正しいドライバをインストールするとその現象は治りました。
落ちる前になんらかのメッセージくらい出してほしかったという思いはあります。
正しく設定されていると、パスワードを使ってカードの情報を読み取ることができます。
【必要なソフトウェア】
結局、3つのソフトウェアをPCにインストールすることになりました。
- 商業登記電子認証ソフト
- 申請用総合ソフト
- JPKI利用者クライアントソフト群
昨今はほとんどのツールがウェブアプリ化されているので、PCにソフトウェアをインスト-ルするということが減りました。インストール画面でのセキュリティ警告も「はい」を押すしかありません。利用するPCも(消耗品として)どんどん入れ替わりますし、ローカルに何かをインストールすると環境を汚して、他の大事なツールが動かなくなったりするので、正直あまりローカルにインストールしたくないです。27ヶ月後はウェブアプリ化されているといいと思います。
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