AD STUDIES 67(吉田秀雄記念事業財団)掲載の「コモンズ(共有地)論から見る現代のシェアライフ(竹之内祥子)」が興味深かったので。
理想=現代のコモンズ創出
現実=シェアリングエコノミーによるコモンズ喪失
将来=利他的モチベーションによるコモンズ再創出?
その条件は?
{
1. 参加者の個性重視、出入り自由
,2. ルールの自律性とフレキシブルな改変
,3. フラットで外部に開かれた関係性
,4. リアル/バーチャルコミュニケーションの併用
,5. 異質な人同士の出会い
} × 利他的モチベーション
http://www.yhmf.jp/pdf/activity/adstudies/vol_67_02.pdf
当初、「『共』的な相互扶助精神、いわばコモンズマインドを持った参加者が集まっていた」シェアリングエコノミーが、規模の拡大につれて「お互い利己的に利益を得ようとするフリーライダー的マインドを持つ利用者が多く参入」することで「共」が失われる、と。
ところで、最近、私の所属する会社はweworkというシェアオフィスに転居したのですけれど、ここもまさにコモンズとシェアリングエコノミーとの間にあるような場所です。まだ始まったばかりですが、この空間が「シェアリングエコノミー」的になっていくのか、それとも「コモンズ」を維持して、空間として面白い場所にできるのかどうか、私達入居者の「利他的モチベーション」次第です。
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